「木ゴコロファーム」の水耕栽培は、野菜の品質を決める「温度」「湿度」「光量」はもとより、「養分」や「空気中の二酸化炭素濃度」などを、常に栽培する野菜に合わせてベストコンディションに保つことが出来る室内型の水耕栽培設備を採用しています。外界と隔てられたクリーンルーム内は清浄な空間に保たれており、PM2.5などの大気中の汚染物質や​害虫の心配もなく、土を使わない水耕栽培は土中の微生物の影響を受けないので、農薬を全く使わない「完全無農薬栽培」で野菜を栽培しています。

また、平尾工務店の自社開発による太陽光発電ユニット付きのクリーンルーム施設は、省スペース、省電力設計となっており、施工～運用を通じて環境負担が少ないのも特徴です。

※省スペース、省電力、環境負担軽減は当社従来案件との比較において

「木ゴコロファーム」は「水耕栽培」によって栽培された野菜が最良であるとは思っていません。​母なる大地にしっかりと根ざして、お日様の日差しをたっぷりと浴びた新鮮な野菜は、やはり最高の品物であると思っています。では、なぜ「水耕栽培」なのか？

その第一は前述の「安全と安心の野菜づくり」の実現に適していること。そしてさらなる魅力は、育成環境を徹底管理できるので季節による成分のバラつきがなく、年間を通じて安定した高い栄養素を得ることができること。作物に与える温度や栄養、水量などの育成レシピの確立により「成熟度」をコントロールできるので、一年中「旬」の美味しさを味わうことができること。そして、天候などによる育成のバラつきもないので、必要な日に必要なだけ収穫することができるということです。

​また、通常の環境だと年に数回しか栽培にトライできない希少な種類の作物も環境を管理できる屋内水耕栽培では繰り返し挑戦することができるので、より高品質、高付加価値な野菜の栽培を行うべく現在、試行中です。

ベストな状態での収穫～出荷をコントロールできる水耕栽培は、通常の冷蔵や冷凍による流通に比べて、新鮮な野菜のパワーをそのままに食卓にお届けすることができます。採れたての野菜には美味しさとともに、ビタミンやミネラル、血液を始め身体のデトックスに役立つ酵素など、人間にとって必要な栄養素が豊富に含まれていますが、収穫から数日経過するとその量は減ってしまい、効力は失われていきます。

「木ゴコロファーム」は「新鮮野菜の定期便」や「グループ購入」「ネットによる通信販売」など、新鮮な野菜を迅速にお届けできる流通、販売システムを整え、多くの方に「木ゴコロファーム産まれの野菜」を召し上がっていただきたいと考えています。

​また土を使わない水耕栽培は残留する生菌数が非常に少なく、通常の野菜に比べてその鮮度が長持ちするという特徴があります。